4月14日に開催いたしました「コアラの赤ちゃんの愛称決定セレモニー」の中で、コアラのピーターとウミの赤ちゃんの愛称は、大阪府からお越しの井上様による命名『ナギ』に決定したことを発表させていただきました。
選考理由
ナギは漢字で書くと凪、「風がやんで海面が静かになった様子」を表し、淡路島が海に囲まれていること、母親の愛称がウミであること、生まれたのが夏であること、に関連する愛称であったことに加え、凪ぐは「なごやか」と語源が同じで、「優しく、心が穏やかな様子」も表していることから、「波の立たない穏やかな一生を過ごしてほしい」という願い、荒れていた波が静まったという変化から「周囲に安らぎを与えてほしい」「希望を与えるような存在になってほしい」という願いも込められています。さらに、和のイメージのある風情のある美しい名前であり、言葉の響きが良く、呼びやすいということで「ナギ」に決定させていただきました。
入賞3点および応募記念賞5点に選ばれた愛称は下記の通りとなります。
【入賞】3点
あんず
・とても愛らしく可愛い響きである。
・杏の花は3月~4月頃に開花して、6~7月頃に可愛らしい実がオレンジ色に色づく、杏は花より実の方が一般的によく知られており、夏生まれの赤ちゃんの名前にはぴったりである。
・美しい花が咲き、おいしい実がなることから、「容姿だけでなく中身も素晴らしいコアラに育ってほしい」、「訪れる人の心を和ませてほしい」という願いも込められている。
こなみ
・誕生日の令和5年7月31日からの語呂合わせにより「こなみ」。
・「なみ」だけでなく「こ」をつけることで、おだやかな、おおらかな、やさしい印象を与える。
・母親がウミで、関連性がある。
みこと
・国土創生の神様、イザナギとイザナミのミコトが最初につくったのが淡路島という、淡路島を特徴づける国生み神話に着目しそこから引用している。
・尊い命という「ミコト」本来の意味にコアラの赤ちゃんが合致。
・和風のイメージがあり、美しい響きである。
【応募記念賞】5点
あさぎ
・母親ウミの名前から浅葱色(薄いあい色)を連想した。
・あさぎ色は、漢字で浅いに葱の色と書く、葱といえば淡路島特産の玉ねぎを連想できる。
いま
・県外の7歳の男の子が考えた愛称。
・「今を大切にして生きてほしい」「未来のコアラが増えてほしい」といった、赤ちゃんの成長や当園の将来を思いやる気持ちが評価。
なつみ
・夏生まれ。
・母親のウミのミをとっており、ナツとウミを組合せ関連付け。
・明るく、情熱的、爽やかな感じで、響きが良く呼びやすい。
みお
・澪は水の清らかなイメージがあり、「水のように澄んだ心をもつ、常に冷静さを失わない賢いコアラに育ってほしい」という思い。
・また、澪は航路(船の通った跡)をあらわすことから、両親の名前からピーターパンを連想し、ピーターパンが通った跡は光の道ができることから、「輝かしい幸せなコアラ生を歩んでほしい」という思いが込められている。
めぐみ
・太陽の恵み、海の恵み、大地の恵みなど、沢山の恵みがあるが、今回の赤ちゃん誕生も本当に喜ばしい天からの恵み、大切な宝物であり、「みんなから愛されますように」という願いも込めて。
なお、命名賞、入賞、応募記念賞に当選された方につきましては、同じ愛称で応募されている方が複数おられるため、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。選考方法等に関するお問い合わせはご遠慮くださいませ。